結婚をする前は、自分のお給料でやりくりして貯金を貯めていた人も結婚すると状況は変わります。
お金のことというのは難しく、お互いの金銭感覚が違うと貯金や使い方でも揉めることがあります。
一方が貯める気持ちがあっても、考え方にすれ違いがあるとうまくいきません。
夫婦で仲良く関係を壊さないようにしつつ、貯金する方法を紹介します。
お金を貯めるのは何のため?ライフプラン表を作成しよう
お金は漠然と貯めるのでは、なかなか増えていきません。やはり増やしたいという気持ちがあるのなら、まずはどのような目標のために貯めたいのかということを考える必要があります。
結婚後には大きな支出のイベントがやってきます。家族計画やマイホームのプランなど、楽しいけれどお金がかかることが多いですね。また長く結婚生活を続けていけば老後の生活についても考える時がやってきます。
近い将来のためにお金を貯めるというのも大切ですが、ずっと先まで見据えて計画的に貯めることはもっと大切です。計画通りに実行できるかどうかは置いておいて、まずはライフプラン表を作成しましょう。たとえば27歳で結婚をして、30歳までに1人目、33歳までに2人目を出産、35歳までにマイホームを建築するなどざっくりとプランをたててみます。お互いに結婚生活をどうしたいと考えているのかも、ライフプラン表を作るとよく分かります。
するとその予定に向けていくらお金を貯めたい、いくらくらいあると安心できるなどとイメージも沸きやすくなります。予定と貯めたい額が決まれば、あとは自然と毎月に貯めなくてはいけない金額も分かってきます。
作成した表には夫婦それぞれの年齢と西暦も書いておくと、ぱっと見てよく分かります。すでに子どもがいる場合には子どもの年齢も書き込みましょう。子どものお金のかかるタイミングは入学時ですので、教育費の目標も契約しやすくなりますね。
夫婦でお金のやりくり方針について会議をしよう
貯金をしたくても、今の家計の状況では希望額に満たないような時にはどうしたら良いのでしょうか。夫婦の一方が家計を管理していると、管理していないほうはお金の使い方に無頓着になりがちです。
そういう貯金がうまくいかない夫婦の場合には、家計の状況は夫婦とも知っておくべきです。現在の状況が理解できれば、お金の使い方や日々の過ごし方も変わってくるはずです。
お金のやりくりをするためには、相手に自分の価値観を押し付けるとけんかの元です。お金が貯められない夫婦というのは、一方が浪費しすぎていることがよくあります。どういうことが浪費で、どういうことが投資なのかも考え方をお互いにシェアしておく必要があります。そのためには定期的に夫婦で家計の会議を開くのがおすすめです。
毎月ではなくても良いので、数ヶ月に1回、どういった使い方をしていて、こういうことが浪費だったなどと報告しましょう。
相手を責めるのではなく、家計を見直すことでより良いやりくりをすることも出来ます。大きな買い物をしたい、お小遣いの交渉なども、家計をチェックしてみればそれが可能な要求なのかどうかも分かります。ライフプランも年に1回は見直してみると、計画通りに貯金できているかも確認できますね。