会話も無く、心が離れて夫婦としての生活は破綻しているけれど離婚に踏み出せずに同じ家で生活している、そんな円満から程遠い関係が日常的に繰り返されるからこそ辛いですよね。
生活をしている場所が同じでも、心が離れているので他人と同居している感じがしたり、夫婦としてこれまで一緒に生活してきたので赤の他人としてなかなか振舞えなかったりと複雑な家庭内別居。一旦家庭内別居になってしまったらもう元の夫婦関係に戻ることはできないのでしょうか。家庭内別居から円満夫婦への復活術をご紹介します。
まずはあいさつから始めてみる
家庭内別居は「会話が途絶えること」が本質であり、口もききたくないという状態になっている夫婦が多いのです。返事がない、無視されるなど、「無視されるから嫌」と徐々に口をきかなくなるケースが多いのです。
相手の人格に対する不信感や軽蔑が無い限り、会話の復活が円満夫婦に復活するための大きな一歩となります。会話がゼロの場合はまず、「おはよう」などの簡単な一言で良いので話しかけてみること。相手から返事があるとは限りませんが、口も利かない、目も合わせない相手といきなり仲良くするのも無理な話ですよね。朝におはよう、夜は仕事から帰ってきたら「お帰りなさい」「お疲れ様」と言ってみる。まずは人間関係の原点に立ち返って挨拶から始めてみましょう。毎日繰り返していくと相手も徐々に返事を返してくれるようになるはずです。
夫婦生活を続けていくと相手がしてくれることに対して感謝を伝えることも少なくなってきます。当たり前と思わずありがとうと気持ちも伝えてみましょう。少し時間はかかるかもしれませんが、徐々に会話が増えていくはずです。
個性としてお互いを認め合う
夫婦生活が長くなると、お互いの嫌な部分がどんどん見えてきます。ちょっとした掃除をできない、色んな事に口出しをしてくるなど、嫌な部分が目だってきて「一緒に居るのも嫌」という状態になってしまうのです。
そのような状態になると相手の一つ一つの行動にいら立ってしまいますよね。しかし、元々はそうではなかったはずです。お互いの良い部分を知って結婚したわけですから、相手の良い部分を思い返してみましょう。家事はしてくれなくてイライラするけれど、仕事を頑張ってくれている、小言を言ってくるけれど言ってることは的を得ていて正しいなど、相手の良いところを見つけてみましょう。
元々は他人同士なので違う部分があって当たり前です。悪い部分は個性として認めることも可能ですよね。相手を変えることはできなくても自分の考えを変えることはできるので、良い部分を見つけた上で悪い部分は認めてあげましょう。そうすることで自分自身も楽になるはずです。